親しい人の近況確認に活用されるFacebookはソーシャルメディアの中でも利用者数が多いプラットフォームです。消費者だけではなく多くの企業が発信の場として活用しています。

Facebookは消費者と交流して顧客ロイヤリティを高めたり、Facebook広告を運用したり、コンテストを開催したりと多くのマーケティングテクニックを使える場所。そのためコンテンツの管理や効果の測定、エンゲージメントの解析など、一人ですべてのことを管理するのが難しいという側面があります。

実際にFacebookをマーケティングプラットフォームとして利用しているのに、効果をうまく測定できず満足のいく結果がまだ得られていないというマーケターもいるのではないでしょうか。今回はFacebookの運用に役立つマーケティングツールを紹介します。

Facebook運用ツールの種類は?

運用ツール種類
Facebookを運用しやすくするツールは使用目的によって様々な種類があります。ツールを選ぶときは、どういったことを効率化したいのかということに焦点を当てましょう。おすすめのマーケティングツールを紹介する前に、まずは代表的なFacebookの運用ツールの種類を紹介します

広告運用ツール

Facebook広告の運用を助けてくれる広告運用ツール。広告の効果測定や広告の管理、途中で発生する単純作業を減らしてマーケターの負担を軽減します。広告の効果を最適化してFacebook広告のパフォーマンスを最大化するという特徴も。

思ったより広告の効果が得られないというときは、改善点模索のため広告運用ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

投稿・交流管理ツール

コンテンツの投稿やユーザーとの交流に役立つのが投稿・交流管理ツール。コンテンツの予約投稿機能を使って、一週間分の投稿予定コンテンツを一度に作成し予約投稿しておけば、他の作業に当てる時間を確保できます。

さらに投稿管理ツールにはユーザーとの交流管理機能がついていることが多いです。交流管理機能ではユーザーからのいいねやコメントなどの確認に加えて、いいねのお返しやコメントの返信ができます。

管理プラットフォームでコンテンツの管理をしつつユーザーと交流ができるので、Facebookの操作画面にもどる必要がありません。1つの場所で管理から交流まで行えるのが、Facebook管理ツールの便利なところです。

解析ツール

解析ツール
ファン数の推移やコンテンツのエンゲージメント率、Facebookの運用で得られた結果を分析して可視化するのが解析ツールです。キャンペーン用に作成したコンテンツの効果がどれくらいあったか知ることは、次回のマーケティング方針を決めるときに重要になります。

達成目標は、いいね数の獲得やリンクのクリック率増加などキャンペーンによって異なるもの。それぞれの結果を可視化したいときに解析ツールは便利です。

今回紹介するマーケティングツールは、解析ツールと投稿ツールが一緒に使えるサービスなど複数の機能を備えているサービスがあります。

1つのプラットフォームで全ての作業ができれば良いのですが、基本的に提供するサービスが増えるほど利用料金が掛かります。予算と相談しつつ、必要としている機能が使えるサービスを選別して使い分けましょう。

パワーエディタ

パワーエディタ
出典 : パワーエディタ:https://www.facebook.com/ads/manage/powereditor

パワーエディタとはFacebook広告のキャンペーンをまとめて管理するFacebook提供の公式な広告運用ツール。広告購入の際に料金が発生しますが、パワーエディタ自体は無料で利用できます。Facebook広告を同時に複数管理、編集が可能。Facebookページの作成や編集もできるので、1つの場所で多くのことを管理できるのが魅力です。

ちなみにFacebook傘下のInstagramとAudience Networkに出稿する広告も管理可能。Facebookが提供する管理ツールということもあり必要最低限の機能がそろっています。とりあえず管理ツールを動かしてみたいという方におすすめです。

パワーエディタは以前、Chromeの拡張機能でのみ使用できました。しかし2017年のアップデート後は、「Chrome (36以降)」 と「Firefox」 、「Internet Explorer (11以降) 」、「Edge」といったブラウザに対応しているとヘルプセンターに記載があります。(2017年3月現在)

Chromeの拡張機能でしか使えないとあきらめていた方は、これを機に利用してみてはいかがでしょうか。
出典 : パワーエディタとは:https://www.facebook.com/business/help/194355723944655

Datos

datos
出典 : Datos:http://www.datos-manage.com/

Datos(ダトス)はFacebook Marketing Partnersの認定を受けたFacebook広告運用ツール。ターゲティングごとのレポートやA/Bテストによる広告の最適化ができるので、広告の管理だけではなく費用対効果を上げたいという方におすすめ。

Facebookが提供している広告管理ツールは、広告管理に必要な機能がそろっているもののデータ分析の仕分けなどは利用者が行わなければなりません。DatosはCVやCVR、コストといった広告運用に必要なレポートを分析して表示。データ分析にかかっていた労働時間を削減します。

分析レポートでは広告のキャプチャを表示して見やすくしたり、画像ごとに効果分析をしたりと便利な機能がそろってます。分析レポートをExcelに出力できるので、データの確認や保存にも活躍。日本語に対応したFacebookマーケティングツールの中ではトップクラスの使いやすさです。

Sherpa

sherpa
出典 : Sherpa:http://www.torchlight.co.jp/sherpa.html

Sherpa(シェルパ)は「キャンペーンコンバージョン類似オーディエンス (Campaign/Ad Set Conversion lookalike Audience)機能」を取り入れた広告運用ツール。こちらもFacebook Marketing Partnersの認定を受けています。

クリエイティブテストを行うときに、複数素材が同じユーザーに重複リーチしないよう素材ごとにユーザーを分割。効果把握をしやすくしてくれます。

さらにカルーセル広告の「クリエイティブ最適化機能」を導入してFacebook広告の効果を向上。カルーセル広告を使用する機会が多い企業は、Sherpaの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

コムニコ マーケティングスイート

コムニコ
出典 : comnico Marketing Suite:https://products.comnico.jp/cms/jp

コムニコ マーケティングスイートはFacebookのコンテンツ管理と効果測定ができる管理・解析ツール。投稿するコンテンツの管理や予約投稿はもちろん、投稿する画像もプラットフォーム上で編集可能。

PCとスマートホンからの投稿プレビューができるので、スマホに持ち直してコンテンツ表示画面の確認をせずに済みます。コンテンツを管理するツールで日本語に対応しているものは珍しいため、それだけでこのサービスを選択する理由になりそうです。

解析画面ではインサイトデータの集計やレポートのダウンロードが可能。競合他社の反応の良いコンテンツの確認や、投稿状況のチェックなど競合比較も充実しています。プラットフォームのインターフェースがシンプルで使いやすいところも選ばれるポイントです。

トライアル登録なら14日間無料でサービスを体験できます。使用してみたい場合はまず、ホームページからトライアル登録をしましょう。

Hootsuite

hootsuite
出典 : Hootsuite:https://hootsuite.com/ja/

Hootsuiteは投稿管理ツール。Facebookだけでなく、TwitterやInstagram、YouTubeなど35以上のソーシャルネットワークと接続できます。Hootsuiteの一番の特徴は複数のプラットフォームを同時に管理できるということ。

HootsuiteのダッシュボードでFacebookとTwitterのアカウントを同時に開けるので、Facebookでコメントに返信しつつTwitterでつぶやくことも可能です。自動で複数のSNSに投稿する機能もあるので、プラットフォームをまたがって同じキャンペーンを運用しているときに使えます。

もちろん違うプラットフォームだけではなく、同じプラットフォームの別アカウントも同時に管理可能。Facebookのアカウントを2つ持っているなら、1つのアカウントのエンゲージメントを確認しながらもう一方のアカウントでコンテンツを投稿できます。

フォロワーの動向やいいね数など各種解析機能もついているので、効果を確認しながらキャンペーンの運用に役立ちます。複数のアカウントを所有している企業で、いちいちブラウザを切り替えてアカウントを管理するのが面倒という方におすすめです。

無料版と機能ごとに4種類の有料版があり、2017年3月時点で一番安いプランは月1,100円です。有料版にはプランによって30日無料で体験できるものもあります。

Facebook Timeline Contest

facebookcontest
出典 : Facebook Timeline Contest:http://contest.agorapulse.com/

Facebookを含むソーシャルメディアでは、ユーザーと交流を深めるためにコンテストを企画することがあります。お題に沿った写真を募集する画像コンテストやクイズコンテストです。しかし何百もの応募が集まるとコンテンツをひとつひとつ管理するのは簡単ではありません。

そんなときに役立つのがFacebookで開催したコンテストを管理するFacebook Timeline Contestです。

これはFacebookのタイムライン上で開催したコンテストの管理に特化したFacebook運用ツール。Facebookと連携してコンテストに応募があったコンテンツを閲覧したり、優勝者を決めたりできます。

キャンペーンを進めるとコンテスト用のコンテンツが流れてしまって、コンテンツを探し出すのが難しくなるかと思います。このツールを使うとコンテストのコンテンツだけ管理できるので、Facebookコンテストの運用を考えている方は導入してみてください。

LikeAlyzer

likealyzer
出典 : LikeAlyzer:http://likealyzer.com/ja

LikeAlyzerはFacebookページを分析してアドバイスをくれる解析ツール。入力ボックスに好きなFacebookページのURLを入力するだけで解析可能。登録や申請は必要ありません。

エンゲージメント率やCV率を見ても、どこをどうしたら良いのかあまり分からないという方もいるのではないでしょうか。もしくは具体的にどうしたら良いのかアドバイスが欲しいと考えている人も多いかもしれません。

通常の解析ツールは効果の解析を行って結果がデータで提示されます。データをもとにマーケティングの運用を自ら考えることも大切ですが、第三者からの視点が欲しいときはありませんか?

LikeAlyzerはコンテンツの投稿数やファンとの交流から分析して、改善点をアドバイスしてくれます。いくつか項目があって良い場合は緑でチェックマーク、悪い場合は赤で×マークがつくので分かりやすいところも魅力。

アドバイスを受ける部分は「投稿文の長さ」や「投稿のタイミング」、「ファンからの投稿」など多種多様です。今後どのように改善すればよいのか、入力したFacebookページの良いところはどういった点かコメントが出るので、マーケティングをしていくうえでの気づきがあるかもしれません。

FacebookページのURLを入力するだけなので、競合やインフルエンサーの評価もすぐに確認可能。気になるページがあれば確認して参考にしましょう。

Be Funky Photo Editor

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出典 : Be Funky Photo Editor:https://www.befunky.com/

Be Funky Photo Editorは広告やコンテンツ運用のツールではありませんが、Facebookのコンテンツに欠かせない画像を加工するツール。会員登録やダウンロードは必要なく、ウェブブラウザで手軽に本格的な画像加工ができます。

一部フィルターやスタンプはプレミアム会員限定なので、特別な機能を使いたい場合は料金を支払う必要があります。

特にFacebookの運用でおすすめしたいポイントが、「コラージュメーカー」の「レイアウト」に、簡単にFacebookのカバーを作れる「Facebook Cover」という項目があるところ。

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出典 : Be Funky Photo Editor:https://www.befunky.com/
Facebook Coverは、カバーのサイズにぴったりな多くのレイアウトが用意されています。レイアウト内の好きなところに画像をドラッグすれば、レイアウトに画像を簡単に割り当てることができます。

特別な画像加工技術がなくてもおしゃれなカバーを作成できるので、マーケターが画像の作成もしているという場合におすすめ。画像編集に割く時間を削減してくれます。

さらにこのツールの便利なところは、Facebookのカバーだけでなく、通常コンテンツに使えるレイアウトも用意していること。Facebookのタイムラインに投稿するコンテンツも、凝った加工を施して他社コンテンツより目立ちましょう。

コラージュ以外に一枚の画像をフィルター加工などで編集する「写真編集アプリ」とポスターなどおしゃれなテンプレートが使える「デザイナー」も無料で使用できます。画像加工ソフトを持っていない、使いこなす自信がないという方はぜひ試してみてください。

まとめ

まとめ
今回はFacebookで広告運用やコンテンツ管理、効果分析に使えるツールを紹介しました。パワーエディタでは提供されていない機能は多くの外部サービスで補えます。今のやり方では負担が大きすぎると感じているなら、ぜひFacebook運用ツールを試してください。

Facebookが提供しているパワーエディタは広告を運用する基本機能をおさえていますが、コンテンツ管理や分析といった面ですごく充実しているとは言えません。

そのため外部のツールを導入する企業が多いのですが、ツールが充実しているプラットフォームは利用料金がかかります。うまく無料のサービスを組み合わせて活用するか、機能が充実したサービスを選んでマーケターの労力を軽減するか予算と相談して決めましょう。

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