Instagramは女性人気の高い画像に特化したソーシャルメディアですね。

そのためファッションブランドやコスメブランドといった女性に人気が高い企業が多数マーケティングに活用しています。

InstagramはFacebookの傘下に入って、ライブ配信やループ動画といった新機能の次々と取り入れています。

Instagram Storiesも昨年導入された新機能の1つ。最近人気のある動画に特化したソーシャルメディア「Snapchat」と同様に、24時間で投稿が消えてしまう自動消去型のコンテンツです。

instagram story
出典 : Instagram Blog

導入された当初、Snapchatと似たような機能がInstagramで人気がでるのか懐疑的な意見が上がっていましたが、多くの人がStoriesを楽しんでいます。

その理由として挙げられているのが手軽に投稿できるところ。Instagramはおしゃれで洗練された写真を投稿する人が多く、自身のフィードに表示される写真全体の色味やバランスを見て写真を投稿するほどです。

特にセレブやインフルエンサー、企業は多くのオーディエンスの注目を集めるために、テーマや構図を決めて投稿する写真を厳選します。

インスタグラム

出典 : Instagram Blog

この状況を変えたのがInstagram Stories。投稿した写真や動画がスライドショー形式で表示されて、閲覧できる時間はわずか24時間。

自動で消去されてコンテンツが残らず、画像のように画面上部やプロフィールページに表示されて通常フィードに表示されないため他のコンテンツとのバランスを気にする必要がありません。

投稿者は気軽に肩の力を抜いた投稿ができて、閲覧者は投稿者のいつもと違う顔を見ることができます。

さらに24時間しか表示されないため、閲覧者はStoriesにプレミアム感を抱くのです。

こういったStoriesの恩恵から、通常コンテンツとStoriesの両方を使ったコンテンツ作成を多くの企業が始めだしました

今回はStoriesを使ったマーケティング事例を5つ紹介します!

【事例1】Storiesからメッセージの送信を促す

メッセージ
企業がStoriesを利用するときは、ユーザーの親近感や愛着感を高めてもらうというのが目的の1つでしょう。

Storiesをきっかけにユーザーとの交流を促す方法はいくつかありますが、直接ユーザーの意見を聞きたい場合はStoriesに直接表示される「ダイレクトメッセージ」機能を使いましょう。

この機能はオプション設定の「ストーリー設定」中の「メッセージ返信を許可」から、いつでもメッセージを送信できるユーザーの範囲を指定できます。

幅広い見込み客を取り入れたいならすべての人がメッセージ送信を可能に、限定したファンと交流したい場合はフォロワーのみメッセージ送信を可能にするなど、コンテンツのテーマによって変えましょう。

instagram stories
出典 : @hellofashion_uk

ファッション雑誌HELLO! Fashion Monthlyは、フォロワー以外にもStoriesからのダイレクトメッセージを開放している企業の1つ。

画面左下に表示される「メッセージを送信」をクリックするとその場でダイレクトメッセージの送信が可能です。

いたずら目的の警戒やキャンペーンの参考になるメッセージ収集のため、フォロワーだけにダイレクトメッセージを許可することも1つの作戦です。

しかし多くの人からの意見が必要な企画を立てるときは、Storiesでメッセージやコメントからテーマに対する意見を募集してみてはいかがでしょうか。

【事例2】インフルエンサーをタグ付けで紹介

タグ
Instagram Storiesにはお絵かきや文字入れ、スタンプといった独自機能が導入されていますが、キャンペーン用のStoriesでよく見かけるのがタグ付け機能。

これは通常コンテンツのように@を含めたアカウント名をStoriesに文字入力すると、指定したアカウントのURLが組み込まれたタグを挿入できるというもの。

Storiesに表示されたタグをタップするとすぐにそのユーザーのプロフィールに飛べる便利な機能です。

タグ
出典 : @theashleygraham

Sports Illustrated Swimsuitは毎年発刊されている水着をテーマにした雑誌。

テキサス州ヒューストンでSports Illustrated Swimsuit Vibesというフェスティバルを開催して、会場を盛り上げるために水着の似合う多くのインフルエンサーを起用しました。

インフルエンサーの1人Ashley Grahamはフェスティバル参加中に複数回Storiesを更新。

Sports Illustrated Swimsuitのタグを付けてStoriesから会場の様子を伝えました。

Storiesは手軽に投稿でき、24時間限定の新鮮な情報を発信できるためイベント会場のちょっとした実況にぴったり。

会場の様子を伝えることで、その場に来れなかったファンとの交流に役立てましょう。

キャンペーンに起用したインフルエンサーに通常コンテンツだけではなく、Storiesもキャンペーン用に更新するように依頼することが重要です。

特に日付を指定したイベントにインフルエンサーを起用するときは、イベント通知のために前日や当日のStories更新を呼びかけましょう。

インスタ
出典 : @si_swimsuit:https

キャンペーン用Storiesでインフルエンサーが企業をタグ付けしてくれたら、企業もStoriesでインフルエンサーをタグ付けしましょう。

Sports Illustrated SwimsuitはStoriesで多くのインフルエンサーの写真を投稿してタグ付けしました。

イベントの様子を伝えるという目的もありますが、これはインフルエンサーとの関係を良好に保つテクニックでもあります。

インフルエンサーだけが企業をPRするキャンペーンは、一方的な関係になってしまいがちです。

インフルエンサーを起用してキャンペーンを開始したら、彼らをタグ付けしたコンテンツをいくつか作成して双方向の関係にステップアップしましょう。

インフルエンサーはフォロワーの増加やフィード上で目立つことにメリットを感じます。

彼らの露出度増加に貢献して、良好な関係を築くことも良質なコンテンツの作成とキャンペーン成功の秘訣です。

インフルエンサー
出典 : @theashleygraham

複数のインフルエンサーを起用してキャンペーンを行っているなら、インフルエンサー同士でタグ付けしたコンテンツを作成してもらいましょう。

起用したインフルエンサー同士のファンは完全に一致しているということはないはずなので、お互いキャンペーンについて言及してもらうことで露出度アップを狙います。

他にも企業同士でコラボしたStoriesを作成してタグ付けし合うというテクニックもあります。

新プロジェクトの立ち上げなどで狙いのオーディエンスを持つ企業がいたら、協力してコンテンツを発信しあうように依頼してみてはいかがでしょうか。

【事例3】サブアカウントや姉妹アカウントを紹介

紹介
お手頃価格のカジュアルブランドやターゲット層の異なる雑誌、多くの企業が姉妹ブランドを持っています。

ソーシャルメディアマーケティングで使用しているアカウントも別で開設しているのではないでしょうか。

姉妹ブランドを持っていなくても、姉妹サイト用のアカウントやターゲット層の異なるサブアカウントを持っている企業も多いはず。

そういったまだフォロワーの少ないアカウントを告知するのにも、Instagram Stories が使えます。

ストーリー
出典 : @9gag

9GAGは面白い画像やビデオをまとめた若者向けの情報サイト。

モバイルアプリを送信するサブアカをStoriesでタグ付けして紹介。Storiesの内容は9GAGらしいクスリとするコンテンツで閲覧者を楽しませます。

記事の冒頭で話したように、Instagramはコンテンツのテーマやフィードのバランスを考えて投稿するため、厳選したコンテンツを投稿するユーザーが多くいます。

別アカウントの告知を出したいけど、フィードのバランスが崩れるのは気に入らないという場合はStoriesを活用してみてはいかがでしょうか。

24時間で消えてしまうため時間を置いてまた告知を出しても、フィードが別アカウントの通知で溢れてしまうことはありません。

フィードのバランスは崩したくないけどちょっとした告知をしたいというときは、通常のフィードに表示されないStoriesを活用してください。

【事例4】ストーリーが続くコンテンツを作る

ストーリー
Storiesはそのときに考えついたことを自由に投稿するという楽しみ方があります。

しかしスライドショー形式でコンテンツが表示されるという点を活かして、1つのテーマを決めてコンテンツを作成するという方法を試してみてはいかがでしょうか。

例えば1つの質問に対する回答をユーザーから募ってそれをStoriesで披露したり、テーマに関する写真をStoriesでまとめたりと、統一性のあるスライドショーを作るのです。

ストーリー
出典 : @garyvee

Gary Vaynerchukは様々なプラットフォームで活躍するインフルエンサーの1人です。

Instagramでも多くの企業と協力してキャンペーンに取り組んでいます。

彼はStoriesに様々な国を訪れる漫画調のコンテンツを投稿しました。ユーザーがわくわくしながらStoriesを見ていると、最後は動画へのリンクが表示されます。

YouTubeに投稿した動画の内容をStoriesで紹介して、InstagramユーザーがYouTubeを視聴するように仕向けたのです。

このようにStoriesを使うことで、ストーリー仕立てで別サイトへの誘導が可能。

スライドショーで表示されるので、ユーザーは動画を見ているような感覚で情報を受け取れます。

文字だけのコンテンツより動画など動きのあるビジュアルコンテンツの方がユーザーの反応は高くなります。

複数のシーンを切り貼りする動画を作る余裕がない場合は、Storiesを使って動きのあるコンテンツを作ってみてはいかがでしょうか。

【事例5】位置情報を使ってイベントをアピール

位置情報
Storiesにはその日の日付と気温、位置情報を取得してスタンプとして利用できる機能があります。

中でも位置情報スタンプは、スタンプをクリックすると指定した場所の地図URLがStoriesに埋め込まれる便利機能。

現在位置を取得したり住所を検索して特定の場所を指定したりして位置情報スタンプとして利用できます。

この機能は通常のコンテンツで何気なく現在位置と共につぶやくだけではなく、イベント会場や新店舗の場所を位置情報スタンプで通知することで、手軽に場所の告知ができます。難しい操作を必要とせず位置情報を埋め込めることは、マーケティングの強い味方です。
イベント
出典 : @theashleygraham

事例2で紹介した水着雑誌Sports Illustrated Swimsuitのイベントでも、参加したインフルエンサーが位置情報スタンプを活用したStoriesを投稿しました。

イベントの様子やアフターパーティを会場の位置情報と共に紹介。

クリックするとどこでイベントが行われているかすぐに分かるため、近くにいる人はイベントに足を運びやすくなります。

当日入場を受け付けているオープンなイベントや、多くの人を呼び込みたい企画がある場合は、当日も位置情報を含めたStoriesを更新してみましょう。

位置情報を使ったコンテンツのもう1つのアイデアは、撮影場所や取材場所の位置情報スタンプを押すこと。

ファッションブランドや雑誌はモデルの撮影で特別な場所にでかけることが多いのではないでしょうか。

また、コンテンツ作成や情報収集のために遠方へ赴く担当者も少なくないはず。

そんなときは次回予告として訪れた場所の位置情報スタンプを押しましょう。

Storiesは24時間しか表示されないため、Storiesを見た人と見逃した人の間でどのようなコンテンツができあがるのか憶測が飛び交うと予想できます。

コンテンツが更新されるまでのスキマ期間に、ユーザーの興味を引く情報を提供してテンポよくコンテンツを配信しましょう。

まとめ

まとめ
今回紹介した事例のマーケティングアイデアをまとめると次のとおり。

メッセージ送信機能を活用してユーザーから意見を募集しましょう。アンケートなどの役に立ちます。

キャンペーンに起用したインフルエンサーにStoriesで企業をタグ付けしてもらい、露出度増加につなげましょう。お返しにインフルエンサーをタグ付けしたStoriesを作成することで、彼らと双方向的で良好な関係を築きます。

アクセス数の少ないInstagramサブアカウントがある場合も、タグ付け機能を使ってメインアカウントのStoriesで宣伝しましょう。

1つのStoriesでテーマの決まったコンテンツを作成します。統一感を持たせてStoriesを1つのコンテンツとして提供します。

位置情報を使ってイベントや新店舗の告知をします。今いる場所や指定した場所の位置情報を取得できます。

通常のコンテンツと異なり24時間で自動消去されてしまうため、Storiesの活用方法に頭を悩ませているマーケターも多いのではないでしょうか。

Storiesにはタグ付け機能や位置情報スタンプといったキャンペーンに効果的な機能が数多く実装されています。

さらにスライドショー形式の動きのあるコンテンツのため、通常のコンテンツと異なる新しい見せ方ができます。

24時間しか見れないという条件は、ファンが企業の投稿を見逃さないように欠かさずアカウントにアクセスする要因にもなります。

紹介したように通常コンテンツとStoriesを使い分けて、ユーザーの興味を引くコンテンツを作りましょう。

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