ソーシャルメディアマーケティングのプラットフォームとして定番になっているFacebookにTwitter、Instagram。

次はめきめきと人気が出てきているスナップチャットとピンタレストの名前が挙がるかと思います。

スナップチャットに関していえば2016年、1日のアクティブユーザーが約1億6,000万人となりTwitterの1日のアクティブユーザー数を超えたことで話題になりました。

参照:recode: https://www.recode.net/2017/2/2/14492182/snapchat-user-growth-slowing-ipo

スナップチャットと他のプラットフォームの大きな違いはコンテンツの存続期間。

スナップチャットは自動消滅系SNSとも呼ばれ、投稿したコンテンツが一定時間になると自動で見れなくなってしまう独特なプラットフォームです。

友人同士で送り合ったコンテンツは閲覧すると1~10秒の間の設定した時間で消滅。

その日に撮影したビデオや写真をスライドショー形式で共有する「ストーリー機能」は24時間で消滅します。

この気軽さがSNS疲れ気味の世代に受けて人気が上昇。

アメリカで人気に火が付き日本でも人気がでてきているのです。

ストーリー機能と聞いてピンときたかと思いますが、Instagramが去年導入したInstagram Storiesはスナップチャットのストーリー機能をお手本にしていると言われています。

Facebookもストーリー機能を導入すると発表しました。

他プラットフォームが真似をするということは、それだけスナップチャットが提供するストーリー機能がユーザーを引きつける魅力があるということ。

手軽に投稿できるというメリットを多くのユーザーが感じ取っているのです。

実際にスナップチャットでプロモーションに乗り出す企業はどのようなマーケティングを行っているのでしょうか。

今回はユーザー層から見るスナップチャット上でのマーケティングに向いている企業、スナップチャットでマーケティングに使える機能、海外マーケティング事例を紹介します。

スナップチャットのユーザー層

スナップチャット
スナップチャットのユーザー層が若い世代に偏っていることは明白です。

引用元のKennyJahng.comによるとスナップチャットユーザーの71%が25歳未満、米国だと18~34歳の32.9%がスナップチャットをダウンロードしているとのこと。

さらに使用者の男女比率は女性が7割と高い比率を維持していることも特徴的です。

この結果から若い世代、特に女性が興味のある製品やサービスを提供する企業は注目を集める可能性が高いでしょう。

実際にH&Mなど若い女性に人気があるカジュアルなファッションブランドは高い人気を誇ります。

さらにCNNなどニュースサイトやBuzz Feedなど情報発信サイトも安定して人気です。

若い世代にとって、いつも使っているソーシャルメディアで手軽に情報が取得できることが魅力なのではないかと思います。

スナップチャットのストーリーはURLを入れることでストーリー下部に「続きを見る」というリンクが表示可能。

ユーザーが気になったニュースなら続きを見るから詳しい情報を見に行けるので、これも情報発信サイトにとってマーケティングを行いやすい要因になっているのではないでしょうか。

今のところスナップチャットは、若い世代が購入すると考えにくい製品のプロモーションには向いていません。

逆に若い世代の話題に良く上がるファッションや美容、娯楽関係施設のプロモーションは成果が出そうです。

加えてニュースやゴシップといった情報サイト、生活で必ず必要になる食品関係なども人気があります。
参照:KennyJahng.com:http://www.kennyjahng.com/22-snapshots-infographics-rise-use-snapchat/

スナップチャットで使えるマーケティング・テクニック

テクニック

他プラットフォームのソーシャルメディアマーケティングと同様に、スナップチャットでもプラットフォームを使って企業認知度上昇・製品売上増加を狙ったプロモーションが基盤になります。

新しい製品の情報を配信したり、消費者に親近感を抱いてもらえるコンテンツを作成したり、役立つ情報をシェアして信頼を獲得したりと、企業と消費者の溝を埋めるマーケティングが主です。

ソーシャルメディア上で存在をアピールするには、ユーザーを引きつける面白いコンテンツを作ってアカウントの人気を高めることが重要。

スナップチャットが提供する機能を使って、オリジナリティのあるコンテンツを作成しましょう。

ジオフィルター

ジオフィルター
出典:スナップチャット:https://www.snapchat.com/l/ja-jp/geofilters

「ジオフィルター」は、特定の地域や場所でスナップチャットを撮影すると特別なフィルター付きでスナップチャットが楽しみる機能。

特定の地域のジオフィルターなら「ようこそ〇〇州へ」というフィルター付きで写真が撮影可能です。

他にもホテルがスポンサードジオフィルターを購入すれば、ホテルの館内でホテルロゴのついたフィルターで写真が撮れます。

オリジナルのフィルターが作れることは多くの企業に受けて、Digidayでは2018年までにスポンサードジオフィルターの広告収入が約1億6,000万ドル(約170億円)に達するというeMarketerの予測が紹介されました。

地域限定のジオフィルターはユーザーのコレクター欲をくすぐり、観光や集客の後押しになります。

スナップチャットが提供している中でもかなり効果が期待できる機能です。

参照:スナップチャット:https://www.snapchat.com/l/ja-jp/geofilters

参照:Digiday:http://digiday.com/media/ad-tech-smells-opportunities-branded-geofilters/

レンズ

レンズ
「レンズ」はインカメラモードで撮影すると顔に様々なエフェクトを施せるフィルター機能。
日本で人気があるSNOWを例に考えてもらうとイメージしやすいかと思います。

フィルターを選択することで顔が犬になったり熊になったりするカメラ機能です。
スナップチャットでレンズを楽しむ場合は、まずインカメラに写った顔をタップしましょう。

カメラが顔をスキャンして、すぐにレンズを楽しむことができます。

ときにはレンズを使った親しみやすいコンテンツを投稿すし、ここだけでしか見れない一面を見せて、スナップチャットで企業をフォローする特別感を提供しましょう。

複数のプラットフォームでマーケティングを行っている場合は特に、各機能を活用してユーザーにアプローチすることが大切です。

絵文字とスタンプ

絵文字
スナップチャットは編集画面で貼り付けられる絵文字やスタンプをたくさん提供しています。

Instagramはずっと残るコンテンツなので、プラットフォームに合ったフォトジェニックで眺めていたくなる写真が人気です。

スナップチャットは自動消滅型コンテンツなので、そのときの盛り上がりを直接伝えたほうが効果的な場面が多いです。

こういった側面を考えて、絵文字やスタンプで見ていて楽しい動きのあるコンテンツを作ることも戦略の1つ。

企業によってはフォトジェニックな写真を取り入れつつメリハリの効いたコンテンツの作成が求められます。

Bitmoji(ビットモジ)

ビットモジ
参照:App Store:https://itunes.apple.com/jp/app/bitmoji-%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%B5%B5%E6%96%87%E5%AD%97%E3%82%92%E7%B0%A1%E5%8D%98%E5%85%A5%E5%8A%9B-by-bitstrips/id868077558?mt=8

自分で作成したアバターがオリジナルのスタンプになるBitmojiを知ってますか?

実はこのBitomoji、直接スナップチャットのコンテンツに貼り付けることができるのです。

スナップチャットで撮影したら編集画面でスタンプを貼り付けるアイコンが表示されます。

その中に絵文字やスタンプと並んで、Bitmojiを選択する箇所があるので好みのBitmojiを貼り付けましょう。

オリジナリティのあるコンテンツでユーザーの注目を集めます。

このBitmojiですが、LINEでも利用できるのでプライベートで使用したい場合もおすすめです。

参照:Bitmoji:https://www.bitmoji.com/

スナップコード

スナップコード
スナップコードはスナップチャットのカメラで撮影すると、スナップコード内に埋め込まれたアカウントが表示される機能。

この機能はスナップチャットのアカウントへのアクセスを促して他のソーシャルメディアでシェアするとあまり効果がありません。

ソーシャルメディアはスマートホンで閲覧するユーザーが多く、同じくスマホ利用者の多いスナップチャットだとカメラ機能を使うことができないからです。

スナップコードは別デバイスで利用する場合か、オフライン利用時に役に立ちます。

例えばパソコンからアクセスが多いオウンドメディアを持っていれば、パソコン画面をスマホで撮影できるためスナップコードを設置しても良いのではないでしょうか。

他にもスナップコードをプリントしてお店やイベント会場に設置することもおすすめです。

読み取るとクーポンの取得やお店のモバイルサイトに移動するバーコードリーダーがありますよね。

それと同様に、スナップチャットのアプリでスナップコードを読み取ってもらいましょう。スナップチャットのフォロワー増加に便利です。

海外事例3選

事例
スナップチャットでマーケティングに使える機能を紹介してきました。ここからは実際にスナップチャットを活用したマーケティング事例を紹介します。

1.Netflixの顔交換プロモーション

顔交換プロモーション
出典:#NetflixSwap:https://vimeo.com/167081626

動画配信サイト「Netflix」はドラマのプロモーションでスナップチャットの「レンズ機能」を活用しました。

同社はフランスにドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」など人気ドラマのキャラクターが写った看板を設置。

キャラクターと「顔交換」をするように促しました。

顔交換とはスナップチャットで提供されるレンズの1つで、一緒にスナップチャットに写った人と顔交換ができる人気のレンズです。

看板に写るキャラクターの横に立つと、ちょうど顔が交換できるようになっています。

このプロモーションはNeflixが配信する他の作品でも使用されていて、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」「ナルコス」「デアデビル」といった人気ドラマの看板も多く設置されました。

多くの通行人がキャラクターとの顔交換を試してソーシャルメディアに投稿。

Twitterでも#NetflixSwapというハッシュタグを使って多数のコンテンツがアップロードされ、ドラマと企業の認知度向上に貢献しました。

参照:salesforce blog:https://www.salesforce.com/blog/2016/07/11-clever-snapchat-marketing-examples.html

2.ダンキン・ドーナツの店舗限定ジオフィルター

ジオフィルター
出典:(Instaram):@dunkindonuts https://www.instagram.com/p/BBksaZDjyqo/

ドーナツを販売するチェーン店「ダンキン・ドーナツ」は、スナップチャットのジオフィルター機能を活用している企業の1つ。ダンキン・ドーナツの店舗を訪れることで使用できるジオフィルターを配信しました。

同社は定期的にジオフィルターを更新。TwitterやInstagramでジオフィルターのアップデートを告知して、Snapchatユーザー以外にもスナップチャットで特別なフィルターが利用できることをアピールしています。

この店舗限定ジオフィルターは店舗への訪問数と売上増加に貢献。新しい顧客獲得に成功しただけではなく、ダンキン・ドーナツのファンの楽しみも1つ増えました。

このように既存ファンと交流を深めることも大切です。ファンが楽しめる仕掛けをしてソーシャルメディアに投稿してもらいましょう。
ファンとの絆強化と、ソーシャルメディアでの露出度増加につながります。
参照:salesforce blog:https://www.salesforce.com/blog/2016/07/11-clever-snapchat-marketing-examples.html

3.People誌のニュースコンテンツ

ニュースコンテンツ
出典:People Magazine(Snapchat):https://www.snapchat.com/discover/People-Magazine/0407249978

他サイトへのアクセス数増加にスナップチャットは活用できます。

People誌はサイトに掲載した記事の一部を紹介して、詳しい情報は「続きから読む」からサイトにアクセスするように誘導。定期的に同様のコンテンツを投稿してアクセス数増加に役立てています。

この手法の効率の良い点は、情報に関心がある人を引きつけられるところ。

ストーリーはスライドショー形式でタップすると次々にコンテンツを閲覧できます。

その情報に興味がない人はタップして次の記事にすぐに移れるので、そのユーザーが必要としている情報を的確にアピールできます。

Instagramにもストーリー機能があり、スナップチャットにない良い点がたくさんあります。

ですがInstagramとは異なるスナップチャットのストーリー機能の良い点が、「スライドショーの1つのコンテンツがループする」ことです。

Instagramストーリーズの場合、スライドショー内のコンテンツは時間がたつと次のコンテンツに移ります。

手軽感がありストレスを感じずさらっとコンテンツを見れるというメリットはありますが、あまり情報量の多いコンテンツは配信できません。

Instagramは通常コンテンツとの差別化でストーリーズの手軽な配信を心がけているのかもしれませんが、スナップチャットはすべて自動消滅コンテンツです。

そのためかストーリー内のコンテンツはタップしなければ次のコンテンツに行かないので長い文章を読むことも簡単です。

実際にニュースをスナップチャットで小さな記事のようにまとめている企業もいるので、お知らせなどのシェアにもスナップチャットを活用できます。

まとめ

まとめ
スナップチャットは紹介したように自動消滅系プラットフォームなので、毎日更新することが効果的です。

大変なようにも感じますが、毎日コンテンツが消えるため自然とファンは更新状況確認で毎日スナップチャットをのぞく機会が多くなります。

つまりスナップチャットは毎日アクセスする積極的なフォロワーが多くなるということ。ファンに新鮮な情報を届けるのにぴったりなプラットフォームです。

その他の関連記事

ページ上部へ戻る