企業や製品の認知度アップのため活用されるユーザー生成コンテンツ(UGC)。

指定した内容でユーザーにコンテンツを投稿してもらうこの方法は、ソーシャルメディア上での露出度アップと、フォロワーからフォロワーへ製品と企業の話題を引き出すことに役立ちます。

ソーシャルメディアで企業名や製品名、企業独自のハッシュタグを含んだコンテンツは、まだ企業を知らないユーザーに企業の存在を知らせる口コミ効果があるのです。

いまやインフルエンサーだけではなく、ソーシャルメディアをとおして消費者一人ひとりが企業の広告等になれる時代がやってきました。

ユーザーが投稿したコンテンツは、企業と消費者のつながりを強化する大切なコンテンツ。ファン以外にも企業の新たな一面を見せてファンに取り組む大事な要素でもあります。

このコンテンツを企業のオウンドメディアにまとめたら、ユーザーが投稿したキャンペーン用のコンテンツが見やすくなることに加えて投稿したユーザーに特別感を与え、より積極的でポジティブな投稿を引き出せます。

このソーシャルメディアなどのコンテンツをオウンドメディアにまとめるものが「ソーシャルハブ」です。

ソーシャルハブとは

ソーシャルハブ
ソーシャルハブとはユーザーがソーシャルメディアに投稿した企業に関するコンテンツを、ハッシュタグやキーワードを指定して企業のオウンドメディアなどにまとめるソリューション。

ソーシャルハブを管理・活用できるプラットフォームを使って、企業のオウンドメディアとソーシャルメディアをつなげます。

使用例としては、発売した新製品の感想をソーシャルメディアに投稿するようユーザーに呼びかけます。

ユーザーが投稿した感想をまとめてオウンドメディアで配信。
リアルな感想をまとめることで消費者の購入意欲を促すプロモーションが出来上がります。

また、ソーシャルハブはイベントでのリアルタイムな使用にも長けています。

イベント開催中に参加者にイベント用ハッシュタグを付けてソーシャルメディアで発信するように促しましょう。

ハッシュタグをもとにイベントに関するコンテンツをまとめたら、イベント会場のスクリーンでまとめたコンテンツを表示。

その場の空気を盛り上げて参加者の投稿モチベーションを上げることで、ソーシャルメディア上のイベント露出度が増加。自然とイベントに関する情報発信の増加につながります。

ソーシャルハブが注目される理由

注目
ソーシャルハブが注目されて国内外の多くの企業に採用されているのは、「口コミの力」と「消費者との絆強化」が大きく関係しています。

消費者は購入したい製品があるとき、広告ではなく利用者のリアルな声を求めてソーシャルメディアや口コミサイトで感想を探す傾向にあります。

現在人気のあるインフルエンサーマーケティングも、芸能人よりも身近な存在であるインフルエンサーが製品をすすめることで消費者の感心や購入意欲を高めることが人気の秘密。

インターネットを利用して多くの意見を聞けるようになった現代では、消費者と同じ目線で製品をアピールすることが共感を呼び購入決定を促す大事なポイントなのです。

消費者との絆強化という側面があることもソーシャルハブが支持される理由です。

企業のキャンペーンに協力してソーシャルメディアにコンテンツを投稿してくれる消費者はほとんどの場合ファンに分類できます。

ファンの声をピックアップしてスポットライトを当てることは、消費者が抱く企業へのプレミアム感を向上。

今後も企業に対する積極的でポジティブな投稿を引き出して、企業に対してコンテンツを続けて投稿してくれる広告塔を育てることができます。

おすすめソーシャルハブ4選

ソーシャルハブ
ソーシャルハブを活用したキャンペーンを始めるには、まずはソーシャルハブのプラットフォームの選定が必要です。以下でソーシャルハブを4つ紹介します。

Shuttlerock(シャトルロック)

シャトルロック
Shuttlerock(シャトルロック):http://usercontents.biz/

大手企業やレディー・ガガなど有名人のキャンペーンを支援した実績を持つソーシャルハブ。

現時点でTwitterとFacebook、Instagram、Youtube、Google+、Tumblr、Flicker、Vimeoの8つのソーシャルメディアに対応しています。

シェア・いいねボタンを標準で搭載しているので、ソーシャルハブを起点にさらにソーシャルメディアでの露出度増加を促す機能を強化。

購入ボタンの設置が可能なので、ソーシャルハブから直接売上につなげることも可能です。

さらにShuttlerockで特徴的な機能がコンテンツの「直接投稿」機能。

ソーシャルメディアを持っていないファンからウェブサイトやメールをとおしてコンテンツの投稿を受け付けるので、多様な消費者層からコンテンツを取得することに長けています。

Wayin

wayin
出典 :Wayin:https://digitalmarketing.jtp.co.jp/

Wayin社のソーシャルハブはTwitterとFacebook認定プロダクトのため全データへのアクセスが可能。

SNS認定のパートナーは突然のAPI変更にもスムーズに対応できます。サービスを止めることなく安心して使えることが魅力です。

コンテンツを集めるソーシャルハブ用のデザインも豊富に用意されています。

サイトではデザイン確認用のデモが利用できるので、サイト利用前にお気に入りのデザインがあるか試してみることをおすすめします。

もう1つWayinが力を入れているのはソーシャル分析機能です。

企業の商品名などの話題や反響を可視化できます。

この分析データをもとに消費者とのコミュニケーション、マーケティング戦略に役立てましょう。

TagLive(タグライブ)

タグライブ
出典:TagLive(タグライブ):http://taglive.jp/pr/

InstaramとTwitterに対応したソーシャルハブ。Instagramは2016年6月以降、Instagram API審査を通過していないアプリが一般ユーザーの投稿をハッシュタグで抽出することを禁止しました。

TagLiveはInstagramのAPI審査に通過しているので、Instagramを活用したソーシャルハブを計画している企業におすすめです。

管理画面で掲載する写真のオン・オフを指定できるため、企業の直面するリスクを最小限に抑えます。またスポットや特定のユーザーからの口コミをコンテンツ抽出条件に加えることで、より自由度の高いソーシャルハブを展開可能です。

Tagboard

タグボード
出典:Tagboard:https://tagboard.com/

日本語未対応のソーシャルハブですが、野球日本代表の「侍ジャパン」が公式サイトに導入するなど日本で使用された実績があります。

デモが豊富に利用できるので、ソーシャルハブがどのようなものかまずは触れてみたいという企業にもおすすめです。

テレビ画面の下にツイッターのつぶやきの表示や、ニュースキャスターが画面に表示された特定のニュースに関連のあるつぶやきをピックアップして紹介する場面を見たことがありませんか?

Tagboardはそういったテレビで利用できるソーシャルハブにも対応しています。

ライブ配信といったリアルタイムで活用するソーシャルハブに実績があるため、リアルタイムで配信できる安定したプラットフォームを持っていると予測できます。

何かの中継と一緒にソーシャルハブの活用を考えているなら、Tagboardを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

参照:侍ジャパンオフィシャルサイト:http://www.japan-baseball.jp/jp/sns/

ソーシャルハブを活用した海外事例5選

ソーシャルハブ
ソーシャルハブがどういったものか、ソーシャルハブを活用したプラットフォームでは何ができるか一通り紹介しました。

次はソーシャルハブを使ったキャンペーンをより明確にイメージしてマーケティングの参考にしましょう。

ソーシャルハブのプラットフォームとして紹介したWayin社のブログでは、ソーシャルハブ導入事例が掲載されています。この記事をもとにソーシャルハブ成功ポイントを加えたソーシャルハブ海外活用事例を5つ紹介します。

1.Book Outlet

book outlet
出典:Book Outlet:http://bookoutlet.com/Store/Social

サイト訪問者との交流促進と売上増加のために、Book Outletはソーシャルハブを取り入れてInstagramのコンテンツを同社のウェブサイトでまとめました。

#BookOutletHaulと#BookOutletBearを使って投稿や会話があったソーシャルメディアのコンテンツをウェブサイトに集約。

本の感想やおすすめをまとめて売上増加を狙いました。

ブックアウトレット

さらに同社はソーシャルハブを活用したページでクイズコーナーを実施。クイズに答えていくと、最後におすすめの本やオンラインストアへのリンクが表示されます。

回答した質問から回答者に合ったおすすめの本を導き出したり、オンラインストアに誘導したりと、消費者が楽しみながら本の売上を増加する工夫が散りばめられました。
参照:Wayin Blog:https://www.wayin.com/blog/book-outlet-boosts-website-engagement/

2. Denver

denver
出典:Denver:http://www.denver.org/includes/plugins/nav/preview_civs/?nav_id=57ec08f7dd30664df21c8ad8&version_id=5891109953ba486c8d6e9b39

アメリカ合衆国コロラド州にある都市、デンバーはDenver Restaurant Weekを記念してソーシャルメディアのコンテンツを同市のウェブサイトに掲載。#DenverRestaurantWeekというハッシュタグを使って投稿されたコンテンツをまとめて、デンバーの豊かな食文化と美味しいレストランをアピールしました。

このキャンペーンでまずデンバーは、ウェブサイトで#DenverRestaurantWeekを使ってコンテンツを投稿するように依頼。

ウェブサイトに掲載される機会をつかもうと消費者に語りかけます。この取り組みによりソーシャルメディアとウェブサイトで、デンバーの美味しい地元料理をアピールすることに成功。

市外からの顧客をソーシャルメディアで注目の集まったレストランに呼び寄せて、デンバーの飲食事業に大きく貢献しました。
参照:Wayin Blog:出典 : https://www.wayin.com/blog/visit-denver-authentic-ugc-denver-restaurant-week/

3.Daily Mail Australia

daily mail australia
(出典:Daily Mail Australia:http://www.dailymail.co.uk/femail/timtamheaven/index.html

Daily Mail Australiaはオーストラリアのお菓子会社Tim Tamとパートナー契約をして、アイスクリーム風味のビスケット4種類のキャンペーンを開始。

このキャンペーンで使用されたのがスポンサー用のソーシャルハブです。

キャンペーンページはTim Tamの新フレーバーに対する反応をテーマに様々なコンテンツを配信。

ソーシャルハブの他にも道行く人がビスケットを試食して感想を伝える動画や、ビスケットを使ったレシピを紹介して新製品への期待を高めます。

ソーシャルハブは#timtammessinaを使って投稿のあったコンテンツをまとめました。

さらにカメラアプリとコラボして新発売の新フレーバービスケットをテーマにしたフィルターを配信。これをきっかけに多くの人が楽しんでコンテンツを投稿するように促しました。

参照:Wayin Blog:https://www.wayin.com/blog/daily-mail-australia-tim-tam-social-hub/

4.Starwood Hotels & Resorts Hawaii

スターウッド
出典:Starwood Hotels & Resorts Hawaii:http://www.starwoodhotelshawaii.com/photo-gallery/#maui

ソーシャルメディアのアカウントではなく企業のウェブサイトを訪れた消費者は、企業の提供する製品やサービスにかなり関心が高いと予測できます。

購入や予約といったサイト訪問の次の行動を促すときにも、ソーシャルハブが活用できます。

Starwood Hotels & Resorts Hawaiiは、ホテル宿泊者がソーシャルメディアに投稿したコンテンツを同社ウェブサイトの「ギャラリーページ」に掲載。

ホテル利用者のリアルな感想やホテル宿泊時に撮影した美しい写真を掲載することで、ホテル予約数の増加を促進しています。

この取り組みでは、ホテルの施設が確認できるギャラリーページにソーシャルハブを導入したことがポイントでした。

ホテルへ関心がとても高いユーザーにアプローチすることで、ホテル予約に結びつく確率が高くなるのです。
参照:Wayin Blog:https://www.wayin.com/blog/starwood-showcases-ugc/

5.Metro

ライフモーメント
出典:Metro Life Moments:http://metro.co.uk/lifemoments/

ソーシャルハブは、ユーザーが生成したキャンペーン用のコンテンツやコンテスト用のコンテンツをまとめてウェブサイトで表示するときに便利です。

これだけの人が参加しているので、あなたも参加してくださいと画面の前の読者に促す役割も果たします。

イギリスの新聞会社Metroは読者の人生で輝いた瞬間を特集するキャンペーンを実施。

キャンペーンで生成されたユーザーコンテンツをまとめるためにソーシャルハブが活用されました。このキャンペーンに参加すると、実際に発行する新聞に載る権利と20ポンドを獲得するチャンスが与えられます。

オンラインとオフラインを活用して読者と深い交流ができるキャンペーンを作り出しました。

今回導入されたのはShuttlerockで説明したように、参加者がソーシャルメディアを持っていなくても応募フォームなどからコンテンツを投稿することでキャンペーンに参加できる「直接投稿」機能。Metroの読者層は幅広いので、ソーシャルメディアに限定しない参加方法を採用しました。

参照:Wayin Blog:https://www.wayin.com/blog/metro-sponsored-campaign-hub/

まとめ

まとめ
マーケティングに大きな影響を与える「ユーザー生成コンテンツ」と「ソーシャルメディア」。

この2つを活用してソーシャルメディアとオウンドメディアの両方でコンテンツの効果を高めるのがソーシャルハブです。

イベントでは会場のスクリーンに参加者が投稿したコンテンツをリアルタイムに表示することができるので、消費者との関係強化にも使えます。

口コミ効果を最大限活用して企業のソーシャルメディア上での露出度増加、製品の売上促進に役立てましょう。

ソーシャルメディアもオウンドメディアも積極的に活用しているなら、ぜひソーシャルハブを取り入れてみてください。

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