Twitterのセルフサービス式Twitter広告は、中小企業や個人事業主を向けの広告サービスとして提供されています。

広告主自身が、広告内容や配信先を自由に設定・運用を管理できる便利な広告です。広告はTwitterのタイムライン上やTwitterと提携しているアプリやサイトに配信されています。

今や日本のTwitter利用数は3600万人にもなり、実はFacebookより非常に多くの利用者が存在している広告配信プラットフォームとなっています。

数年前まではYahoo!プロモーション広告か代理店経由でしか配信できませんでしたが、2015年10月以降、Twitterのアカウントを持っていれば誰でも利用できるサービスに代わりました。

セルフサービス式Twitter広告は、他の広告配信サービスと違って最低出稿額の制約がなく少額から簡単に始めることが出来るので、個人事業主、中小企業のEC担当者の方におすすめです。

本記事ではセルフサービス式Twitter広告を初めて出稿する方に向けて、使い方と知っておいてほしい機能、広告を出稿するまでの手順を解説していきます。

Twitter広告のユーザー層

ユーザー層

広告の配信をするまえにTwitter利用者の特徴を解説します。Twitterの日本のユーザー数は国内で約4000万人いるという調査結果があります。

より多く利用しているユーザーの年齢は若年層(10~20代)が50%前後、その次に30~40代20%前後の利用率とされています。

つまりTwitter広告は、若年層にむけたプロモーションに力を入れることができる配信媒体で、その効果を見込んで利用することが望ましいですね。

またTwitter広告は1度配信されるとフォロワーの枠をこえて、ユーザーの手でリツィートが繰り返され不特定多数に拡散される特徴があります。

ここも踏まえてプロモーションの戦略を考える必要があるでしょう。

拡散効果で広告費用を抑える

拡散効果

セルフサービス式Twitter広告は、ユーザーの行動(エンゲージメント)によって課金される、エンゲージメント課金という成果報酬型の形で請求が発生します。

具体的な例としては配信した広告に対して「返信」「リツィート」といった反応があった場合に、初めて課金が実施されます。単にタイムラインなどに広告が表示されただけでは、費用が掛からないのが特徴です。

配信された広告のリツィートをみて、さらに誰かがリツィートを2次拡散してもこの部分には費用が発生しません。つまり、2次拡散されればされるほど、費用を抑えて宣伝効果が高まり広告費用が抑えられるということになります。

広告の種類

広告の種類
ツイートの下部に「プロモーション」と書いてあるものがTwitter広告ですが、広告主が配信できる広告タイプは大きく分けると3種類あります。

・プロモアカウント
広告を拡散させるために、プロモーションを行いたい商品やイベント用のTwitterアカウントを持っている必要があります。

プロモアカウントは自身のアカウントのフォロワーを増やす広告です。

スマートフォンならタイムラインに、パソコンならタイムラインと右上の枠に「おすすめユーザー」として広告が配信されるようになります。

利用できるターゲティング

ターゲティングを指定することでユーザーを絞り込んで広告を配信することができます。

プロモアカウントで選択できるターゲティングは以下の通りです。

  1. 興味関心、フォロワー
  2. 地域、言語、性別
  3. キャリア(携帯電話キャリア)
  4. カスタムオーディエンス
・プロモツイート
自身のアカウントのフォロワーと、指定したユーザーのタイムラインに広告ツイートを表示させることができます。
ツイートの拡散、自社ブランドサイトへ誘導を目的とした広告になります。

さらに以下の2種類にもわけられます。

プロモツイート inサーチ

ユーザーが検索したキーワードの検索結果の1番上に広告が表示され広告のこと。そのキーワードを広告主が設定できます。

プロモツイート inタイムライン

ユーザーがアカウントにログインした直後とページ更新時に、タイムラインの1番上に表示される広告のことです。

同じツイートは、1ユーザーに1日1回と制限があります。

利用できるターゲティング

プロモツイートで利用できるターゲティングは以下の通りです。

  1. 興味関心、フォロワー
  2. 地域、言語、性別
  3. テレビ(番組、チャンネル、ジャンル)
  4. キャリア(携帯電話キャリア)
  5. デバイス
  6. カスタムオーディエンス
  7. フォロワー
・プロモトレンド
トレンドの一覧の最上部に配信される広告です。条件があり1日1社限定です。表示時間は24時間表示され続けます。

自社ブランドや商品の認知率を上げる目的や、大規模な予算のプロモーションを行う場合に大きな効果を期待できます。

1日1社限定のため狙った日に配信することは難しく、現在はTwitter広告代理店に依頼をしないと出せない高額な広告となっています。

実質、セルフサービス式Twitter広告として利用できるのは「プロモアカウント」「プロモツイート」となっています。

では、実際に広告が配信される場所を確認してみましょう。

広告の配信場所

・PCの場合。
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・スマートフォンの場合。
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赤枠で囲ったものが配信されている広告になります。

ツイートの下部にプロモーションと書かれているものがTwitter広告です。普段からTwitterを利用している場合。1度は見たことがあるかと思います。

広告配信準備

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・アカウントの開設
Twitterに広告を配信するためには、広告配信用のTwitterアカウントが必要になります。

すでにアカウントお持ちの場合は、こちらからすぐに開始できます。

指示にしたがって必要事項を入力すると広告キャンペーンを作成できるようになります。

広告への参加資格

1・Twitterサポートしている対象国と言語。
Twitterがサポートしている対象国、または言語でなければ広告を配信することができません。日本および日本語はサポートされていますので、全国に配信することが可能です。

もし海外に向けて広告を配信する場合は、配信先の国でTwitterがサポートされているか確認する必要があります。

2・Twitterアカウントに使用歴があること。
Twitterのアカウントを開設したばかりなど、まだ利用歴が浅い場合は広告を配信することができません。また、プロフィール欄に空白があっても広告の配信資格を得ることができないようです。

アカウントを開設したばかりの場合は、プロフィール欄を埋めて2~3週間の間にツイートを多くするなどサービスを利用しましょう。

3・公開アカウントであること。
アカウントが凍結されている状態や、削除されたアカウントでは広告の配信ができません。また、鍵付きアカウントとよばれている「非公開アカウント」では広告の配信ができません。

アカウント開設時のデフォルトでは公開設定になっていますが、もし非公開アカウントにしている場合は設定から変更しておきましょう。

Twitter広告の基礎知識

広告基礎知識

・キャンペーンから階層式
広告の設定は「キャンペーン」「広告グループ」「クリエイティブ」の3階層になっており。最上部がキャンペーン、その下が広告グループ、最下層にクリエイティブとなります。
・キャンペーン
「コンバージョンを増やす」「フォロワーを増やす」などの目的を設定する階層。
・広告グループ
広告予算、配信スケジュール、入札の種類、オーディエンスといった詳細情報を設定する階層。
・クリエイティブ
広告本文(ツイート)を設定する階層。

これらの考え方はFacebook広告と同様の考え方のため、Facebook広告の運用に慣れている広告主であれば理解しやすいかと思います。

・広告配信料
Twitter広告の費用は、広告を配信しただけでは発生せず、配信された広告をみてユーザーがとった行動によって費用が発生するシステムになっています。

どの行動で費用が発生するかは広告配信の開始前に設定することができます。

そのためこの広告なら利用料金はいくらと決まっておらず、オークション形式になっています。オークション形式とは自身や競合他社が設定した予算、入札額は広告の内容によってリアルタイムに変わる金額のことです。

事前に見積もりという形で広告料金をだすことができませんが、広告に対する予算と入札額によって広告が配信されるため、1日あたりの予算を設定しておくことで予想より沢山費用が発生してしまうことを防いでいます。

最低利用金額や、最低利用期間もなく自由度の高い配信サービスです。

自動入札方式

自動入札とは、事前に設定した予算に合わせて適切な入札額が自動で設定される方法です。

予算内でより多くの広告が配信されるように入札額が自動で決められます。初期では自動入札がデフォルトになっています。

しかし、自動入札ではクリックあたりの単価が高くなってしまう場合あり、上限入札単価で80~100円程度の自動入札を推奨しています。

上限入札単価とは1回の行動にかけられる予算のことを差します。

キャンペーンの目的

広告配信方法の種類と課金形式の選択になります。

・ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
2
より多くのコンバージョンを得られそうなユーザーと、WEBサイトへの誘導を増やすためのキャンペーンです。

コンバージョンはユーザーが初回のWEBサイトへのリンクをクリックしたときのみ費用が発生します。

WEBサイトへの誘導地は、URLがクリックされる度に費用が発生します。

・Twitterのフォロワー数を増やす
3
アカウントのフォロワーを増やすことを目的としたキャンペーンです。

フォロワーを増やすことができれば、自社のプロモーションを直接みてもらえる可能性が高まります。

このキャンペーンでは、フォロワーが1人増える度に費用が発生します。

・ブランド認知度を向上する
4
Twitterユーザーのブランド認知度を改善するためのキャンペーンです。

表示回数単位で費用が発生しますが、クリックやリツィート、リプライでは費用は発生しません。

・ツイートのエンゲージメント
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ツイートのエンゲージメントを増加させるキャンペーンになります。

広告を配信するユーザーを絞って(ターゲティング)対象者だけに限定したプロモーションツイートを作り、ユーザーを囲いこむことができます。

費用はプロモツイートで得られたエンゲージメント数に対して発生します。広告が表示されただけでは費用はかからず、初回のエンゲージメントのみ発生します。

・動画を視聴するアカウントを増やす
6
タイムライン上に動画広告を配信することができます。

ターゲティングを設定し配信を行うことで、より自社のサービスや商品に関心のあるユーザーに対して動画で視覚的にプロモーションを行えます・

動画の再生回数に対して費用が発生します。

<動画を再生されたとみなす基準>
1・動画全体が表示されている状態で、3秒以上再生された時。
2・全画面表示で動画が再生された。

・アプリのインストール数と起動回数を増やす
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アプリのインストール・起動回数を増やすためのキャンペーンです。アプリがインストールされる、または起動される度に料金が発生します。

このキャンペーンでは新規ユーザーに自社アプリのインスールを促し、既存ユーザーに対しては再度エンゲージメントを獲得できるようなります。

ターゲティングと併せて利用することで、アプリのジャンルに合ったユーザーへ広告配信ができます。

では次に出稿方法について解説していきます。

キャンペーンの目的の設定

本記事では「ツイートのエンゲージメント」の配信手順について開設します。
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ツイートのエンゲージメントを選択後、キャンペーンの作成をクリックし名前と実行時期を設定します。

ターゲットの設定

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広告を表示させたいユーザーのターゲットを指定します。

・地域
広告を配信する地域を選択できます。都道府県単位で設定が可能です。
・性別
広告を配信する性別を男女、男性、女性の3種類から選択できます。
・言語
21種類の言語から広告を配信する言語の種類を選択できます。
・端末

Android端末
iOS端末
Blackberryデバイスとタブレット
デスクトップやノートパソコン
その他のモバイル

上記の5種類から広告を配信するデバイス端末を選択できます。機種別のバージョンの指定や、携帯キャリアの指定も可能です。

・キーワード
指定したキーワードを含んだツイート(複数指定可能)を行ったユーザーに対して広告を配信することが可能です。
・フォロワー
自社Twitterアカウントのフォロワーと、そのフォロワーの趣味思考といった属性が似ているユーザーへ広告を配信します。

競合他社のアカウントや、広告を配信したいユーザーがフォローしているアカウントにも配信する場合におすすめです。

・興味関心
指定したジャンルに興味関心があるユーザーへ広告を配信します。
・テイラードオーディエンス
リスティング広告のリマーケテティングやリターゲティングと同様のターゲティングの設定です。>/dd>

・テレビターゲティング
指定したテレビ番組やチャンネルに関心を持つユーザーへ広告の配信を行います。
・イベントターゲティング
指定したイベントに対して興味関心を持つユーザーへ広告の配信を行います。

予算の設定

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1日の予算の限度額と総予算を設定します。詳細オプションにて入札価格の設定も可能です。

ここで入札価格を設定しない場合は自動入札が適用され、キャンペーンの目的と予算にあわせて最適な入札額が自動で決められます。

クリエイティブの設定

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広告のクリエイティブ(内容)を設定します。広告のフォーマットはキャンペーンの目的によって異なります。

最後に右上の出稿をクリックすると配信が開始されます。

事前にクレジットカードを登録していない場合は、この段階で登録が必要になります。

まとめ

Twitter広告は少額から始められる手軽な広告配信サービスです。

予想外にクリックされて広告費が膨れ上がるのでは?といった不安も、1日の予算を決めればその金額以上に広告が配信されることがないため安心ですね。

広告主によっては従来の広告サービスへの不満がTwitter広告では手応を感じるかもしれませんね。ぜひセルフサービス式Twitter広告にチャレンジしてみてください。

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